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ヘンリエッテマリーフォンブランデンブルクシュヴェート(ヘンリエッテ・マリー・フォン・ブランデンブルク=シュヴェート) 神聖ローマ帝国のブランデンブルク=シュヴェート辺境伯の系譜に登場する人物。 関連: フィリップヴィルヘルムフォンブランデンブルクシュヴェート (フィリップ・ヴィルヘルム・フォン・ブランデンブルク=シュヴェート、父) ヨハンナシャルロッテフォンアンハルトデッサウ (ヨハンナ・シャルロッテ・フォン・アンハルト=デッサウ、母) フリードリヒルートヴィヒフォンヴュルテンベルク (フリードリヒ・ルートヴィヒ・フォン・ヴュルテンベルク、夫) エーバーハルトフリードリヒ (エーバーハルト・フリードリヒ、息子) ルイーゼフリーデリケ (ルイーゼ・フリーデリケ、娘)
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シェフィールド寮所属NPC 聖暦500年頃に中原を支配した覇王の側近、"大賢人"シェフィールドの名を冠した寮。歴代のプリフェクト達の影響か、他寮への対抗意識が強い傾向にあるという。 シャルロッテ・イエミツ サイオウ・アマガシ →NPCステータス ダルク・カオス ノーザン・クロイ マゼット →NPCステータス メディ・ペドウォール ライナ・カオス レイス→NPCステータス シャルロッテ・イエミツ 種族:ヒューリン 性別:女性 メインクラス:ウィザード サブクラス:サモナー 年齢:16歳 所属学部:法学部 サブ学部:魔法学部(召喚) 所属部:選挙管理委員会 登場話:第二話、第三話、第六話、第七話、第十一話、第十三話、第十六話 アリアンロッド公式NPC。彼女のNPCとしての活躍はアリアンロッド・リプレイ・ハートフルを参照。また、エルクレスト学園ガイドP29には彼女の詳しい紹介が記述されている。 シェフィールド寮プリフェクト。勝気でプライドが高く、本来自分は関係ない事件にもすぐに首を突っ込みたがる。そして、自分の思うように行かない事があるとなんでも、悪の秘密結社であるというネオ・ダイナストカバルの陰謀だと思い込むなどと性格的には厄介なところがあるのだが、黒髪の美しい美人であり、成績も優秀。そして良家の令嬢であると、能力的には文句のつけようのない物を持っていることと、いざという時には頼りになる性格をしているしているようで、シェフィールドの中、外問わず、彼女自身の人気もなかなか高い。 プライドの高さからか、他寮のプリフェクト達には対抗意識を持っているようで、特にオルランド寮のカミュラにはには半ば因縁めいた確執がある様子。別に致命的に仲が悪いとかいうわけではないようだが。 第一話では2限目にシェフィールドの談話室内に彼女がいるということを4人は知ったのだが、かなり面倒なことになりそうだという情報を得て、会うまでもなく華麗にスルーされた。 もともと、新しく寮が創設されるということ自体が気に食わない彼女は、第二話において、ミルカを含めたプリフェクトの会合の中で、プリフェクトとしてはただ一人、ミルカに対しての反抗意識を持っていたのだが、他の全員がミルカを認めているため、さすがに分が悪かったようである。 第三話ではシリルの企画とその提案を認めながらも、こうも毎回つき合わされていては文句のひとつも言いたくなる、と直接不満を口にしたが、彼に「生徒のために働くのがプリフェクトの仕事」と返される事になる。そのすぐ後、「ハートフルアンブレラを手に入れたことで君にも幸せなことがあるかもしれない」と、自身に恋心を持つものがハートフルアンブレラを使おうとするかもしれないことをシリルに示唆されると、そんな道具に頼るような相手は願い下げだ、とばっさり切り捨てていた。このことがあって、後にミルカはサイオウに対して、「ハートフルアンブレラをシャルロッテに使おうとするのはよしたほうがいい」と忠告する事になったのである。 第六話では本人曰く、「プリフェクトたるものがこのような場で席を外すわけにはいかない」とのことで登場しており、なかなかに盛況しているパーティーに対して、「シェフィールド寮の創設パーティーよりも多くはない」と発言し、自分はまだシャルリシア寮の存在を快く認めたわけではないということを態度と言葉に出していた。しかし、その創設パーティーを見ていたわけではないだろうとカミュラに指摘されつつ、さらにシャルリシア寮のメンバー以外にも挨拶に行くよう引き回されたことで、ばつがわるそうにその場を離れていくのであった。 その後、シェフィールド寮の大鏡についての怪異をシャルリシア寮の面々が調べようとした際、その許可を求められる形で再登場した。シャルリシア寮全体に敵意を持つ彼女に相対しようにも、そんな彼女の感情をいやおうなしに煽ってしまう事態を避けるべく、一同は協議の結果、一番人当りについてはやわらかいレシィを彼女に会いにいかせ、そしてその許可を取り付けることに何とか成功するのであった。 第七話ではキャンプ実習にシェフィールド寮班として参加しており、もちろんその中でリーダーを務めていたが、各種レクリエーションではなかなか思うように結果を出せておらず、班メンバーであるサイオウの行動に文句をぶつけていた(それが正当かどうなのかは何とも言えない)。その後、キャンプ場周辺で発見された秘湯につかり、疲れをいやしていたが、同じタイミングで入浴していたミルカにクレハ達の来襲が予想されることを伝えられ、さすがに普段の敵愾心を越え、協力してその不埒な野望を打ち砕くこととなった。 女性としての敵となったクレハの侵入を未然に阻止しようとする中で、普段は自分からあえて触れようとしなかったミルカやラピスと触れ合うことになったことで、作戦(?)終了後の彼女は心なしか少し、少しだけ、シャルリシア寮やミルカに対して認めるようになったようだ。本人は否定しそうだが。 第十一話におけるエルクレスト祭において、シェフィールド寮全体としての出し物として実技棟1つをまるまる借り切って大々的にシェフィールド寮の歴史についてを展示するという企画を立てていたようなのだが、余りにも独善的と言わざるを得ない内容に、さすがにシェフィールド寮内部からもそれはどうかと思うというような意見が頻出してしまい、彼女がその意見に対応しているうちに、シャルリシア寮(ほぼエンザの独断で)に最後の実技棟を抑えられたことで彼女の計画は完全に頓挫することとなる。そのような事があったため、いざミルカと対面した際には執拗にそのことで因縁をつけており、今からでも遅くないから実技棟を返上しろ、などと無理難題を言うのであった。そんな彼女にもミルカは律儀に対応してくれたのだが、結局場所を一部貸す、というようなことでは彼女は納得せずにいたものの、最後には「デモンストレーションをやってもらっていい結果が残せたら、シェフィールド寮及びシャルロッテのことを大題的に表彰する」という言葉を聞いたことで少し機嫌を直したらしく、ならばシャルリシア寮生が用意したものなど楽勝でクリアしてみせる、と自信満々に言い放ちその場を去って行った。……正直ミルカにその気があったかはともかく、乗せられていた感は否めない。 そしてシャルリシア寮生達による巨大迷路が見事完成し、約束通りそのデモンストレーションに彼女はやってきたのだが、彼女曰く「脳筋の方が考えた関門用」に自身の得意としない分野(主に白兵戦の能力、筋力や器用さなど)に対応できる仲間を連れてこようとしていたものの、お付きのノーザンと共に呼ばれていたはずのもう一人が寝坊でやってこられず、仕方なしにかなり嫌そうな顔をしながらも、たまたま応援に駆け付けたサイオウを仲間に加え巨大迷路に挑むこととなる。そして迷路をクリアしつつシャルリシア寮生の仕掛ける6つの関門に挑み、結果ラピスとミルカの関門には土をつけられたものの、他の4人の関門は全て突破(クレハのものだけサイオウに突破させたが)することに成功し、上々の成績として約束通り迷路の出口で表彰され、飾られることに気を良くする。またそれだけでなく、ここまで高慢な彼女の態度を見れば多少本気を(フェイト的な意味で)出して撃退(?)しても特にあとくされの悪いことはなかったように思えるが、魔術を封じられれば相当に不利になると思われる関門においてもそれを禁じず、あくまで素の力で対等にぶつかり合うなど、アトラクションらしく勝敗よりも互いに力を出し切れるフェアプレイ(ラピスは若干怪しいが)と、相手のやりがいを重視することを貫いたシャルリシア寮生達の心構えは、結果的に代理を(クレハのアトラクション以外は)使わなくて住んだこともあってか彼女にも悪くない感触を与えており、去っていく際の彼女の姿が幾分楽しそうであったという。今までよりもさらにもう少し、彼女のシャルリシア寮に対する当たり方が多少軟化したのかもしれない。 ちなみに、すべて制覇して見せると言いながら代理の人員を用意していたのは結構卑怯な気がしなくもないが、そもそもプリフェクトのミルカですら他の5人のアトラクションがどのようなものになるのかを完璧に把握してはおらず、特定の人にだけ有利、不利のあるアトラクションが用意されている可能性は少なくなかったために、ミルカから言い出した制度であるので問題はない。 第十三話では、犠牲を払い、様々な苦難を受けて帰還したシャルリシア寮生達を……本人は決してそうとは認めないのだが、心配して、また現状の確認がしたくて集まる生徒たちの一人としてシャルリシア寮を訪れており、そして様々なことを語らいあう中で、シャルリシア寮生達の中に魔族が存在するという衝撃の事実を知る。 急に自覚することとなってしまったミルカ達シャルリシア寮生の危機と、それに臆せず向かっておこうとする姿を前にして、彼女は思わず涙を流してしまう。そしてそれを、いつもどおりの態度でかたくなに否定するのではあったが、心の中の彼女は、シャルリシア寮生達の無事な帰還を切に望んでいる。だから、自分の心を態度でごまかしつつも、あなたたちには来年こそ我がシェフィールド寮の壮大な展示会を見せなければいけないのだ、と口にし、不器用にその優しさを伝えたのだった。 サイオウ・アマガシ 種族:ドゥアン(有角族) 性別:男性 メインクラス:ウォーロード サブクラス:サムライ 年齢:18歳 所属学部:使徒学部(戦闘) サブ学部:使徒学部(探索) 所属部:剣術部 登場話:第二話、第三話、第六話、第七話、第十一話、第十二話、第十三話、第十六話 →NPCステータス 武士道を重んじる青年。東方の国の生まれらしいが、真の漢になるためには見識を広める事が重要だと考えたらしく、手始めにエリンディル西方の暮らしや文化と、冒険者としての技術を肌で学ぶためにエルクレストカレッジに入学している。しかし、彼は男は戦闘での腕で評価が決まると考えており、勉強にはあまり打ち込まず、もっぱら戦闘に関する授業の受講や鍛錬を繰り返しているようだ。 また、女性に対しては戦闘のすべなど持たなくてよい、あるいは持つとしてもアコライトなどの支援役としてにとどまるべきという考え方も持っているのだが、エルクレストカレッジ内では、男以上に戦闘技能を持つ一部の女性たちを見て驚いている。それに対して色々言いたい事もあるようだが、男一本の価値観の中ですごしているせいか、根本的に女性に対して免疫がないようで、いいたいことが上手くいえなかったり、結局相手に押し切られてしまったりしてしまうようだ。 そんな彼だが、シェルフィード寮プリフェクト、シャルロッテ・イエミツに片思い中。いつか彼女を守る武士となる日を儚く描き、そのためにどうすればよいか日々考えているらしい。 第一話にて、3限目のシェフィールド寮に行けば会うことができたが、出番はなかった。 第二話では、学生寮の自室に、突如眷属の花が咲いているのを発見したのだが、その花が綺麗だと感じた彼は、なんと自身の恋焦がれる相手であるシャルロッテにその花を見せてあげようと考えてしまい、ちょうどミルカにつっかけている最中だった彼女に声をかけたのだが、相手にしてすらもらえなかった。そうして落ち込んだ様子で部屋に戻った彼だが、その後眷属の花を探しに来たミルカにその花を刈らせて欲しいと頼まれると、まだ未練があるのか一瞬渋る様子を見せたのだが、結局の所、ミルカを相手に強く言い返す事ができないところに、「あとで園芸部にもっといい花を見繕ってもらうといい」と言われ、花を差し出したのだった。 第三話ではシナリオのメインパーソンの一人であり、自身の恋心を成就させるためにはどうすればいいかをクレハに相談にいったが、最終的にミルカからハートフルアンブレラの話を聞き、それを手に入れることを目指した。その事の顛末は第三話を参照。 その内容をミルカには否定されていたものの、積極的に自分の恋の相談に乗ってくれるクレハのことをかなり信頼しているようで、ハートフルアンブレラの一件が終わった後も、困ったらクレハにまた相談に行こうと考えているようだ。おそらくその気持ちが成就するまでの道はかなり困難であろうが、シャルリシア寮のメンバーとのふれあいを通して、恋のあるべき姿というものを考えるようになった今の彼は、前よりも少しだけ、確かに固められた意志を持って前を向いてッシャルロッテに接していく事ができるようになったようだ。その未来が明るい事を信じたい。 第六話においては、同じ剣術部の仲間であるナタフと共にシャルリシア寮の歓待パーティーに出席しており、真っ先にクレハへあいさつをしにきたが、その際「ちょりーっす!」と、ナウでヤングな(本人談)言葉を誰からか身に着けてしまっていたことが発覚。どうやら、自らの恋心について真摯に向き合う今の彼は、多少迷走中のようである。 その後、学園七不思議の謎を追い求めるクレハに訪れられる形で再登場。クレハに対してかなり心を開いている彼は、快くクレハの質問に知りうることを答え、そしてシャルリシア寮での美術品作成の手伝いも了承していたのだった。 第七話ではキャンプ実習にシェフィールド寮班として参加し、愛しのシャルロッテに対していいところを見せようと張り切っていたようだが、どうやら少なくとも彼女の目にとっては裏目裏目となってしまったようで、散々に怒鳴られていた。レクリエーション以外でもクレハの誘いに悩みつつも、煩悩を押さえられず乗ってしまう、そしてあげくそのクレハが失敗した時は、一瞬だけクレハと運命を共にしようと高尚(?)なことを言うも、シャルロッテにばれた際の被害を語られたことで一瞬で考えを変え見捨てる、恋の座談会においては、堂々とシャルロッテへの恋心を語ろうとしたものの、言いよどんでいる間に他の生徒からいいたいことを当てられてしまい、面くらっているうちに彼の何が悪いか、などと言った話題で延々いじられてしまうと、とにかく空回り&かっこ悪い立ち回りとなってしまった。さらにサイオウがクレハ主導で覗きに参加しようとしていたことはシャルロッテには薄々感付かれているようで、彼に対するシャルロッテの人当たりはさらに厳しくなってしまったようである。自業自得であるが。 第十一話ではシャルリシア寮のエルクレスト祭準備の助っ人募集についてマナシエがクレハ達へ発言しようとしていたところに突如現れてそれを先取りする形でやってきており、長く悩んだ末、今までの恩義に報いるためにもとシャルリシア寮の手伝いをすることにした、と宣言していた。彼の想い人、シャルロッテがシャルリシア寮のことをあまりよく思っていないということは今では周知の事実であり、もちろんそれを理解していながらもあえてシャルリシア寮を手伝うという決断を彼がしたことに関して、マナシエやアーゼスは「一生シャルロッテの顔色をうかがいながら生きるのだと思っていたサイオウ先輩にそんな決断ができたとは」と驚かれるなど、下級生からの心象が低いことを証明していたのだが、クレハはそんな彼の参入を快諾し、共に力を合わせることになるのだった。 そして巨大迷路作成などの仕事を手伝っていた彼だが、本番当日にシャルロッテがその巨大迷路アトラクションのデモンストレーションをすることを知ったためすかさず応援にと駆けつけてくる。だが、そこで本来来るはずのシャルロッテの仲間が寝坊で遅れていたため、しょうがないので代わりにと、なんとシャルロッテ自身からの指名を受け仲間になることとなった(シャルロッテはかなり嫌そうな顔をしていたが……)。そしてたまたまその場に居合わせていたクレハは「ツイスター(自分のアトラクション)で素晴らしいことが起こる」というような形で彼を扇動し、彼もすっかりその気でのぼせあがったまま迷路へと挑んでいくのだった。 ……が、クレハのツイスターゲームゾーンにまで到着することは問題なくできたものの、内容を察したシャルロッテから全く取り付く島なくゲームへの参加を断られてしまい、結果彼とクレハでツイスターをすることになるという誰も得しない数分間に突入することとなってしまう。まったく嬉しくない状況で汗まみれになりながらも、クレハの配慮もありゲームに勝利して、メダルを手に入れることには成功した彼であったが、そのようなむさくるしいところをわざわざシャルロッテが観戦していたわけもなく、「終わったのか」とばかりに淡泊にメダルを取られて置いて行かれる彼の姿はあまりに哀愁漂うものであった…… ……ちなみに、当日突然やってきたサイオウを比較的短い時間でシャルロッテが仲間に加えることを決断していたのは、実はそもそも肉体系の関門担当として誰をつれていくかということをシャルロッテ達が考えていた際に、能力的にはかなり適合すると候補の一人に彼が挙げられていたからであり、そう考えると能力に関しては実はある程度シャルロッテに認められていることにはなるのだが、一方でその上で第一候補から落ちたのはシャルロッテが彼の性格面を嫌ったからだということもまた忘れてはならない…… 続いて第十二話では、即席チームを組んで闘技大会の予行に出場することとなったシャルリシア寮生達よりチームの一員に選ばれており、ミルカとクレハが属するチームの一員として、アタッカーとしては申し分ない力を持った人材と期待された……のだが、活躍できていないというわけではなかったものの、敵がどちらかといえば耐久力よりも数で押してくるタイプであったことで、素早く先手を打って広範囲への攻撃ができるミルカやクレハはもちろん、そのような戦場では、部長という秘密兵器がより一層その輝きを増す状況であったこともあり、いまいちぱっとしないまま終わってしまった感がある。まあ、それもある意味彼らしいが。 その後は、チーム全勝の祝いをするべく他のメンバー同様シャルリシア寮生と共に一室にいたが、ダバランがアルゼオの危機に際してシャルリシア寮生に救援を求めに来たことで、クレハがすぐさま向かおうとしたとき、、アーゼスと共に、たとえ何もできないだろうとしても、せめて共にあろうとすることを許してほしいと語りかけ、クレハに同行を許されていた。 第十三話では、犠牲を払い、様々な苦難を受けて帰還したシャルリシア寮生達を心配して、また現状の確認がしたくて集まる生徒たちの一人としてシャルリシア寮を訪れており、そして様々なことを語らいあう中で、シャルリシア寮生達の中に魔族が存在するという衝撃の事実を知る。 彼にとっては、自身が認める少年少女たち、シャルリシア寮生の中に魔が潜んでいるなど、直接聞かされても信じがたいことであり、またそのために危機に向かうということにも不安はあったが、武の道に生きる彼にとっては、確かな信念で自ら決めたことに関しては、生半可なことで口出ししてはならぬことでもある。 だから、彼もまた、今の己の無力に歯噛みしつつも、己の魂である刀を前に差し出して、一同の無事の願いと、いつか必ず力になることを誓ったのだった。 ダルク・カオス 種族:ヒューリン 性別:男性 メインクラス:メイジ サブクラス:サモナー 年齢:14歳 所属学部:魔法学部(精霊) サブ学部:魔法学部(召喚) 所属部:精霊研究部 登場話:第七話 闇の精霊に好かれる素質があるという少年。無愛想でそっけない性格をしており、他人どころか双子の姉だというライナにですらぞんざいな態度を見せるが、実際の所彼女の言う事は割とよく聞くようなので、姉弟仲が悪い、というわけではないらしい。というか、一見取り付く島がない様に見えて、意外と優しいところがあるのだとか。精霊研究部の他の面子ともなんだかんだで上手くやれているらしいのは、きっと彼にそういうところがあるからなのだろう。 闇の魔術を扱う素質はあるが、それを術として使役するには経験が足りていないらしく、まだ戦闘には出られないという。本人はそれを歯がゆく思っているようだ。なお、ファミリアは一つ目に羽が生えたような形をした生き物で、彼は「D」という名前をつけているようである。 第一話にて、4限目のシェフィールド寮で彼とライナが2人でいるらしいという情報を4人は得たが、会いに行くことはなかった。 第七話にて、精霊研究部としてキャンプ実習に参加していたが、他の部員(班員)が全員女性であり、それぞれから彼に対する評価も悪くはないため、図らずも周囲の男子がうらやむ状態であったようだ。そんな周囲からの非難を視線で、そして恋の座談会時においては明確に言葉で受けた彼は、自信が望んだ環境ではないことを苛立ち気に叫び、キャンプ場の夜に男子の舌戦(?)が開かれていたのだった。 ノーザン・クロイ 種族:ヒューリン 性別:女性 メインクラス:シーフ サブクラス:レンジャー 年齢:16歳 所属学部:法学部 サブ学部:使徒学部(探索) 所属部:選挙管理委員会 登場話:第六話、第七話、第十一話、第十六話 アリアンロッド半公式NPC(エルクレスト・カレッジ学園ガイド及びアリアンロッドリプレイ・ハートフルで、シャルロッテ・イエミツのお付き的存在であることが分かる人物。ちなみに、本来種族、性別、年齢すらも全て不詳であるが、どことなくシャルロッテに苦労させられている感のある記述ではある)。 優秀で人気者ではあるが、とかく感情に走りがちなシャルロッテを引きとめ、なだめるというとても苦労がしのばれるポジションにいる少女。シャルロッテとは入学以来の仲で、そのときからすでに現在の主従関係ができていたらしいが、それだけあって一方的にノーザンが割を食っているようにも見えるこの関係も、意外とうまくいっているようだ。 第一話にて、2限目にシェフィールド寮の談話室にシャルロッテ共々いることが示唆されたが、彼女がカミュラに敵愾心を持っているという情報を得た4人がシャルロッテ自体をスルーしたため、対面する事はなかった。 第六話では、シャルリシア寮の歓待パーティーに出席したシャルロッテの御付として登場していた。……一応。 第七話では、やはりシャルロッテについて、シェフィールド寮の班員の一人となっていたが、特に表立っては出てこなかった。しかし、キャンプ中、(特にサイオウに)怒鳴り散らして手が止まることの多々あったシャルロッテを必死にサポートしたのは彼女であることはここに記しておこう。 第十一話では、シャルリシア寮の巨大迷路にデモンストレーションで挑むことになるも、自身に適性のないことを要求された時のため、ということでシャルロッテが連れる仲間の一人(もう一人はなし崩し的にサイオウになった)として登場したものの、彼女の得意とする分野である感知能力や器用さを要求するアトラクションが特になかったこと、なによりシャルリシア寮生が基本的にシャルロッテの能力でも不利は出にくいように各関門を調整していたことがあり、結局特に出番はなかった。最後はやはり偉そうな態度を取りながら去っていくシャルロッテについていったのだが、迷路の内容がよかったためか比較的シャルロッテが上機嫌なことに内心ほっとしていたようである。 マゼット 種族:ドゥアン(天翼族) 性別:女性 メインクラス:ソーサラー サブクラス:シャーマン 年齢:16歳 所属学部:魔法学部(精霊) サブ学部:使徒学部(探索) 所属部:なし(帰宅部)→風紀委員会 登場話:第一話、第二話、第六話、第八話、第九話、第十話A、第十一話、第十二話、第十三話 →NPCステータス キルディアの遊牧民族の生まれ。シャーマンゆえか、顔に紋様のような刺青がある。反キルド派であるキリヤタンの考えと同じく、キルディア地方のドゥアンたちに残る伝統を護っていかなければならないと考えている。しかし、彼女の両親はキルド達の主張を理解し、定住化を認めてしまったので、そんな両親たちが認められない彼女はあわや家出をし、一人で放牧生活を続けるというところまでいった。しかし、そんな彼女を両親がギリギリで引きとめ、一人ででも伝統に則って生きていくというなら、まずは見聞を深めて欲しい、それでも考えが変わらなかったら、もう私達は何も言わないと説得し、その見聞を深めるための手段として、エルクレスト・カレッジへの入学をすすめられたのである。そして、彼女には自分の考えが変わることなど全く考えられなかったものの、今まで両親に育ててきてもらった事への最後の義理立てとして、エルクレスト・カレッジ卒業まで、その中で勉強をし、見聞を深めることになったのである。 もともと賢く、状況を見る目も優れた彼女は学園内でも優れた生徒であり、次々と卒業までの単位を取得していっているが、彼女曰くぬるま湯の生活に慣れきった人間には興味がないとのことで、部活には入らず、学園のイベントには参加せず、友達もいない。彼女はこのまま、エルクレスト・カレッジでの日々に何も残すものなく卒業してしまおうとしているのだったが、第十話Aでの出来事が、彼女を変えることになる。 第一話にて、キルディアの未来のついての考えを自分とは全く逆にもつガイブにからまれ、言い争いとなっていたところ、それに巻き込まれた形になったミルカに冷静に諭される。それで彼女を認めたというわけではないようだが、憮然とうなずき、署名を送るのだった。 第二話では、学生寮の自室に突如咲いた眷属の花をどうしたものかと考えているところにミルカが現れ、その花を刈り取りたいと言われる。それが他の相手であればかなり警戒したであろうが、そっけないように見えながら、彼女もミルカには一目置いているようで、特にしぶることなくミルカを部屋に通したのだった。 第六話では、シャルリシア寮の歓待パーティーに出席していたようで、ミルカに対して何か(おそらく挨拶)言いたげに遠目から彼女を見ていたのだが、そこをすでにミルカと接触していたガイブに発見され、もっと近づくように指摘されたことにより、不機嫌そうにその姿を消した。それに対し、ガイブは自分の行動のせいで、彼女を不機嫌にしてしまったのかと気に留めることとなる。 だが、その後学園七不思議の情報を追い求めるミルカに情報を求められる形で再登場し、彼女は自身の知りうることを話したうえで、シャルリシア寮の美術品作成についても快くひきうけたのだった。 第八話では何か紙のようなものを眺めていたところミルカに出会い、少し悩んだような様子を見せた後、彼女はミルカに、自分とミルカが初めて会った時、なぜああ言うことができたのかと改めて聞いた。それに対するミルカの答えは、自分がそうだと思えたからそうしたまでだ、というものであったが、それがあるべき考え方だという様子をまっすぐ通すミルカの姿に、彼女は何か改めて何かを考えさせられたようであった。 その後、一人にして欲しいといい、その場を離れてしまった彼女の頭の中にあったこととは、はたして。 第九話では、第十話Aへの導入部で登場し、何やら手紙のようなものを握りしめて、未だに思い悩みながらも、ついに何かを決意する様子を見せていた。 その後、彼女からミルカへと送られた手紙では、彼女がキルディアの改革派に自身の反抗の姿勢を見せるべく、保守派の仲間と合流すること、しかし、それには問題があるということを実は思っているということ、そしてこのことを、自信が密かに尊敬していたミルカにだけは伝えておこうと思ったことなどが書かれており、ミルカがその手紙を読んだ直後やってきたガイブが持ってきた新聞によって、その「合流した保守派」というのが、テロまがいの行動を起こす過激組織であったことが明らかとなった。 彼女の思い悩んできた理由と言うのがおぼろげながらも見えたものの、このままでは、彼女は明確に犯罪に手を染めてしまうという事態を理解し、そして手紙の内容はもとより、ガイブの意見によっても、きっと手遅れな事態にかかわってしまう前に、彼女を説得できるはずだと判断したミルカ、レシィ、ラピスとガイブの4人が、そのためにキルディアへ向かうことになり、彼女と接触しようとするのだった。 そしてその第十話Aでは、シナリオのメインパーソンとして活躍し、保守派としての強い気持ちと、雷の羽のしようとしていることが本当に正しいのかということの間で揺れ動きつつも、そこにやってきたミルカ達シャルリシア寮生らの気持ちを受け止めたことで、ただ争いによって改革派を打倒しようとする考えは間違いであると確信して雷の羽を離反し、最終的にはフィエスを捕え、雷の羽を瓦解させるに至ったのだった。事の顛末は第十話A参照。 第十一話ではキルディアでの事件の終わりに、ミルカと同じ委員会に所属したいと希望した彼女の言葉通り、風紀委員会に所属することとなったのだが、自身が信頼するミルカの紹介でやってきた人材ということでかマルティンは大きな期待をかけたようで、あまりにも熱心な説明を受けさせられて若干辟易するとともに、委員長がマルティンで大丈夫なのだろうかと不安を抱いてしまうのだったが、ミルカにとりなされたことで信頼することにしたようである。 その後は、ダバランと会話するため後から遅れてやってきたミルカをマルティンと共に迎えるが、その会話を経て、ダバランの力になってあげてほしいと言うマルティンからミルカへの言葉に同調し、ミルカ達には人の悩みを解決し、変えてくれる力があるのではないかと評価したのだった。 さらにその後、シャルロッテにミルカが絡まれていた後にマルティンと共に再登場し、エルクレスト祭の準備なら是非手伝わせてほしいと約束。実際、その知性や精神の強さでよくシャルリシア寮の準備を助けたようであった。 彼女にとって、自身の考えにかかわらないものは触れる必要のないものであり、そしてそれに反発するものは、すなわち敵対するものであった。 もし彼女がかつての思想のまますごしていたのなら、フィエスの掲げた雷の羽の思想に、彼女は疑念を持たなかったかもしれない。 だが、彼女はエルクレスト・カレッジで過ごす中、彼女自身もそうとは気付かぬまま、その影響は受けていたのだ。何故なら、そこはあまりに多種多様な種族と思想が飛びかい、そして互いを認め合い共生していく場所であったから。 そして彼女もまたある時、言い争いをする自分とガイブの間に入り、どちらに味方するでもなく、整然と意見を通した少女……ミルカに出会ったことによって、はじめて自分と同じ保守派以外の存在で、自分が認められると思う存在に出会った。それは彼女に今までの自分のありかたを振り返らせ、本当にそれでいいのかを考えさせるきっかけとなり、その考えは、その認めた相手であるミルカが率いるシャルリシア寮が、数々の学生を助けていったことを聞くたびに強くなっていたのだ。 そして、今ついに彼女は、自分の持つ思想を守るということは、他者を拒絶し寄せ付けないということではないのだということを気付いた。むしろ、違う考えを持つ他者とふれあい、その上で自分の思想を尊重していくためにどうするべきかを考えていくことこそ、その思いを真に成就させることなのだと確信したのである。 それでもその性格上、まだ周囲に馴染めているとは言えない彼女ではあるが、少しずつ、少しずつ、彼女の周りにいる人間は増えていっているようだ。 いつか、彼女が自身の戻るべき場所に戻った後も、周囲のものに手を触れ、思いを伝える存在に彼女がなっていることを期待したい。 続いて第十二話では、即席チームを組んで闘技大会の予行に出場することとなったシャルリシア寮生達よりチームの一員に選ばれており、ジャックとラピスが属するチームの一員として参加。敵の行動をあらゆる方面から縛るその呪いと、精神そのものを攻撃し肉体をも滅ぼすかのような魔術の強力さは全く衰えていないどころかむしろその冴えを増しており、戦術的にも戦力的にも大きな役割をはたして勝利にと貢献していた。 その後、チーム全勝の祝いをするべく他のメンバー同様シャルリシア寮生と共に一室にいたが、ダバランがアルゼオの危機に際してシャルリシア寮生に救援を求めに来たことで、シャルリシア寮生達が動かなければいけなくなる事態が発生する。そしてそこでミルカに状況の説明を受けた彼女は、何もしてもらえないかもしれないが、良ければ来てほしいというミルカの言葉にただ頷き、そしてシャルリシア寮生達の「穴」への突入を見届けることになる。その際、レシィより「もしものことがあったら、」という言葉と共に、ユエルへの手紙を渡されていた。 第十三話では、犠牲を払い、様々な苦難を受けて帰還したシャルリシア寮生達を心配して、また現状の確認がしたくて集まる生徒たちの一人としてシャルリシア寮を訪れており、そして様々なことを語らいあう中で、シャルリシア寮生達の中に魔族が存在するという衝撃の事実を知る。 しかし、彼女はそこで自分がうろたえてもどうしようもなく、これから何をするのか、それを自分が信頼した人間が決めて行ってくれることを知っていた。だから、伝えるべき言葉に迷いはなく、彼女はただ、もう一度ここに戻ってくる時を待っていると、シャルリシア寮生へ言葉を贈ったのだった。 メディ・ペドウォール 種族:ヒューリン 性別:女性 メインクラス:スカウト サブクラス:アルケミスト 年齢:20歳 所属学部:錬金術学部 サブ学部:使徒学部(探索) 所属部:奉献活動部(部長) 登場話:第一話、第三話、第六話、第九話、第十話B、第十三話、第十六話 アリアンロッド半公式NPC(エルクレスト・カレッジ学園ガイドで、奉献活動部の部長であることだけが分かる人物)。 歳はもう20歳になるというのだが、見た目はどう見てもこの学園に入学できるかできないかレベルの少女で、常にフラフラと動き回り、話す口調も物静かを通り越してどこか不気味という、かなり異様な女性。そんな彼女に、奉献活動部の活動内容はと聞くと、きまって「社会に貢献することを目指すとてもやりがいのある部活」といわれるので、実際の所何をやっているのかは部員以外は、いや、部員すらよくわからない。 一説によれば、奉献活動部は反神殿組織、ダイナストカバルの隠れ蓑であるという噂もあり、そこの部長であるメディが自らが監督する寮にいる、ということに関して、シェフィールド寮プリフェクトのシャルロッテ・イエミツはかなり不満の様子。だが、メディはそんな彼女の威圧をどこ吹く風で、今日もフラフラと学内をさまよっているらしい。 今期の新入部員の数に不満を持っていたようで、第一話にて自身の前に現れたクレハに、奉献活動部に入るならすぐにも署名を渡すともちかけるが、クレハがまだ部活は悩んでいると答えると、少し考えた後、おもむろにクレハの筋力を見せてみろと言った。ほとんど無茶振りに近い要求であったが、クレハがそれに応えきったのを見ると、なんだか満足そうな笑みを浮かべてクレハを称え、署名を渡して去っていったのだった。 第三話では奉献活動部の部員の二人(サーニャとハルー)と共に、ミトを倉庫の整理に誘うために園芸部を訪れにやってきた。その後、ミト達が発見した傘(ハートフルアンブレラ)が何らかのマジックアイテムであることを感じると、最終的に「あとでフィーネ先生にでも渡せばいい」という判断を下したのだった。それが第三話の一件の始まりとなるのである。 第六話では、ミトに学園七不思議の謎に対する情報を求められる形で登場した。情報自体は自身の知りうることをつつがなく教えてはくれたが、シャルリシア寮での美術品製作に協力してほしいという頼みには、かつてクレハにしたのと同じような唐突さでミト自身の技能の提示を求めたが、彼女がそれにこたえられなかったため、その方面からシャルリシア寮を支援することはなかった。 第九話では、クレハとミトのところへそれぞれ登場し、クレハには「近くにいる人ががいなくなるかもしれない」と言い、ミトには本当は口止めされていた、ということをなぜかいいつつ、「何かしなければならない、しかし、何をすればいいかわからない時が来るかもしれない」などといったことを伝えて、そのまま去って行ったのだった。 その真意は第十話Bへの導入部で判明することとなり、彼女はハルー……改めメギアムが自身のすべきことのため、危険と分かっていながらエルーランへ行ってしまうこと、そして部長がその救援をするために同じくエルーランへ向かってしまうということを知っていて、それを遠回しにシャルリシア寮に伝え、彼らが自主的に、さらにその救援へと向かうよう仕向けていたのだと思われる。 結果的に彼女から情報を聞いたことで、ミト、クレハ、ジャックの3人がこのことを知り、そして助力するべくエルーランへ向かうこととなったが、当初ミトとクレハの二人だけだったところに何故かジャックを連れてくるように言ったりするなど、まだ何か知っていることがあるのかもしれない。 そもそも、実質死亡扱いとはいえエルーランの王子がかかわっているようなこの案件の中、まるで暗躍するかのような動きを見せる彼女が何者なのかは、まだこの段階ではわからないのであった。 そして、その第十話Bでは直接シャルリシア寮生たちの前に姿を現すことはしなかったものの、メギアムやサーニャ、部長らの言葉の中で何度か名前が出てきていたが、メギアムがピンチの際に思いめぐらせた回想の中で、その正体がネオ・ダイナストカバルの幹部の一人で、ネオ・ダイナストカバルエルクレスト・カレッジ支部の支部長であるという驚きの事実が発覚する。このことはミト達シャルリシア寮生へまだ直接伝えられていることではないが、メギアムとサーニャがネオ・ダイナストカバルとつながりがあり、そして部長はそもそもネオ・ダイナストカバルの構成員であることがはっきりしている。そしてこの3人をそれぞれ把握しつないでいたのが彼女だとなれば、奉献活動部がネオ・ダイナストカバルの隠れ蓑だという噂が、あろうことかそのまま真実だったということには気づけるかもしれない。このことに気付いた時のシャルロッテがいよいよ心配である。 彼女は大首領よりメギアムたちの事情を聞かされて以来、その悲痛な覚悟を気にかけてこそいたが、元来の人の事情に深入りしない性格により、特に何か助力したりするということはなかった。しかし、共に学園生活を過ごすうえで、メギアムの持つ一途ながらゆえに融通の利かない他者への思いの不器用さや、それを知ってメギアムが真に必要なことを考え行動するサーニャ、そのような二人の覚悟に、命を懸けてまで手助けしたいとまで思うようになっていた部長といった3人それぞれに影響を受けていたらしく、最終的にミトをはじめとするシャルリシア寮生たちがメギアムの救援に来てくれるように計らってほしいとサーニャに頼まれた時には、それを了承していた。 全てが終わった後、彼女は一人で今回のメギアムにまつわる事件を「お話」としてまとめたうえで読み上げており、さらに、それに加わったシャルリシア寮生のことを、さらなる「お話」を紡ぐ存在として祝福していた。それが彼女の単なる予感であるのか、それとも何かをまだ知っているのか、それを彼女が語ることは、あえてない。 ちなみに、彼女がネオ・ダイナストカバル幹部として、具体的にどのような活動を学内で任されているのかは不明。またそもそも部長の任されている学内の諜報活動というのもいったいどのような狙いがあるのかはっきりしないため、ネオ・ダイナストカバルの戦略は時たま常人には理解しづらいところがあるというべきだろうか。 第十三話では、犠牲を払い、様々な苦難を受けて帰還したシャルリシア寮生達を心配して、また現状の確認がしたくて集まる生徒たちの一人としてシャルリシア寮を訪れており、そして様々なことを語らいあう中で、シャルリシア寮生達の中に魔族が存在するという衝撃の事実を知る。 ……が、彼女はやはり特に驚いた風もなく、何を考えているのかわかりづらい態度のままであった。しかし、最後にはハッピーエンドを得られるかどうかは、その登場者次第なのだと語り、彼女なりにシャルリシア寮生へのエールを送ったのだと思われたのだった。 ライナ・カオス 種族:ヒューリン 性別:女性 メインクラス:メイジ サブクラス:サモナー 年齢:14歳 所属学部:魔法学部(精霊) サブ学部:魔法学部(召喚) 所属部:精霊研究部 登場話:第二話、第七話 光の精霊に好かれる素質があるという少女。おっとりとしているがとても礼儀正しい性格で、双子の弟だというダルクの横柄な態度を嗜める姿がよく見られる。 彼女たちの所属する「精霊研究部」とは各6属性の精霊自体をつぶさに研究するという部活で、精霊に好かれる素質を持っているものでなければ入部できないという。現在の部員は彼女とダルクの姉弟を初め、ヒータ、エリア、ウィン、アウスの6人で、ライナはその中でも中心となって活動しているようだ。ただ、この部では個人ごとに研究内容が異なってくるため、部長というものは存在していないらしい。 光の魔術を扱う素質はあるが、それを術として使役するには経験が足りていないらしく、まだ戦闘には出られないという。だが、彼女はそれを気にしている様子はなく、むしろ何かを傷つけなくてよいということに安堵すらしているらしい。なお、ファミリアはまん丸の体に天使の羽がついたようなかわいらしい生物で、彼女は「ハッピー」という名前をつけているようである。 第一話にて、4限目のシェフィールド寮で彼女とダルクが2人でいるらしいという情報を4人は得たが、会いに行くことはなかった。 第二話では、突如精霊研究部の部室内に咲いた眷属の花が魔法的な反応を示していたため、ウィンとエリアの二人と一緒にそれを観察していたところ、それを刈り取りに来たというレシィを出迎えることとなる。レシィの話を聞いた彼女は疑うことなくそれを信じ、観察を中断させて、花をレシィへ差し出していた。 第七話では、精霊研究部としてキャンプ次週に参加しており、周囲の男子からどうしても負の感情を受けてしまい、心なしかさらにぶっきらぼうになっていたダルクを姉として諌めていたが、そんな姿が否応に周囲の反感を買ってしまうのはやむを得なかった。また、恋の座談会の時にはサイオウへばっさりと酷言を言い捨てたダルクを叱っていたが、一方でしかしサイオウにも問題はあるのではないか、と追撃もしていた。ただ優しいだけではないのかもしれない。 レイス 種族:フェイ(ディナシー) 性別:女性 メインクラス:エクスプローラー サブクラス:ハンター 年齢:16歳 所属学部:使徒学部(戦闘) サブ学部:使徒学部(探索) 所属部:遺跡探索部 登場話:第五話、第六話、第七話、第九話、第十一話、第十三話、第十六話 →NPCステータス 第五話にて、エルクレストに帰るラピスにくっついてエルクレスト・カレッジにやってきた少女で、マジェラニカの文化が強い妖精郷の出身。人間の世界に行けば今までよりももっと強くなれる術を学べるのではないかと考えていて、かねてより描いていたその思いが実った形となったらしい。その際案内人となってもらったラピスに対しては、フェイである自分の姿を見てもうろたえなかったこと、その上で自分の言葉をしっかりと聞いてくれたことなどもあり、少し好意を抱いたようである。 身長は80cmくらいで、妖精の容姿と合わさりとてもかわいらしく見えるのだが、性格は勝気であり、グイグイと前に出て行くタイプ。思ったことははっきり言う性格でもあるが、その一方で妙に素直じゃないところがあり、そのあたりは面倒でもあり、ほほえましくもある感じ。だが、自らを「凄腕のハンター」と自称するだけのことはあり、戦闘となると身の丈に合わないほどの巨大な武器を振り回すという。 ビークとは同郷の幼馴染であるが、第五話でラピス、レシィの前でもそれぞれしていたように、レイスがビークに対して散々な暴言を言い放つ様は故郷でもエルクレスト・カレッジでもよく見られた光景となっているが、それがビーク曰く「いつものこと」とされるように、妙に距離が近い。彼女はそれをビークとの腐れ縁といってはばからないが、それが彼女の別の気持ちを隠そうとしているのではないかということは、周囲の人間からはありありと想像できてしまうのであった。 第六話ではたまたま近くを歩いていたレシィを捕まえて、自分たち(自分とビーク)もシャルリシア寮歓待パーティーに参加するから席を用意しておけということをほとんど一方的に告げ、レシィとビークを振り回していたことに始まり、そのパーティーでは自身の所属する遺跡探索部部長であるグゼーと共に現れ、まずはラピスに絡んで盛大に騒いでいた。さらに、同会場内でセイの姿を見かけると、好機とばかりにとびかかり、他人とうまく話せない彼女がしどろもどろしているうちに、かなり強引に彼女の遺跡探索部入りを決めてしまうということをしており、とにかく自分勝手に動き回っている。 その後、シャルリシア寮の面々が学園七不思議の謎を追い求める中で、ラピスに情報を求められる形で再登場した。その中で彼女はシェフィールド寮の大鏡の謎について、少し、何か思い当ったような様子を見せるも、その場ではそれを言葉にすることはなかった。しかしまた後に、シェフィールド寮の大鏡に映っていたといわれるものの特徴などから、シャルリシア寮の面々はこれが妖精郷に少なからずかかわりがあるのではないかという推測を立てたことで、彼女は再びラピスに訪ねられることになる。ラピスの頼みであったこともあり、美術品の作成の応援要請の時同様、快く引き受けた彼女は実際にその大鏡をラピスと共に調べに行くのであったが、そこで取り出した謎の光源を鏡にかざすことによって、鏡の向こうの妖精が、その鏡を使って妖精郷とその部屋の景色をつなげる現場を引き寄せることに成功した。これにより、シェフィールド寮の大鏡が妖精郷につなげられており、時折妖精たちがその先を覗き見ようとしていることがわかったのである。 第七話では、シナリオ中のメインパーソンであった。性格も趣味も好みも合わないながらも、彼女がずっと一緒にいたいと思える相手であるビークへの想いを成就させた顛末については、第七話を参照。 お互いの間にある気持ちは同じものであったのに、それを相手に伝える言葉を、二人はずっとためらっていた。それを彼女は伝えようとして、そしてすれ違い、悲しみ、危機に巻き込まれた。だが、シャルリシア寮生達の助力の中、ついにビークからその言葉を口にしたことで、その想いはついに実ることになる。 事件を乗り越え、エルクレスト・カレッジに戻った彼女たちは……一見、あまり前と変わらず、彼女が困ったような声をあげるビークを振り回しているだけのように見える。 だが、彼女はもう知っている。そんな自分を、ビークで好きでいてくれること。そして、自分もそんなビークを好きだということ。 それを内心疑いながら、それでも今さら態度を変えることもできず、言葉にすることすらできずに臆病だったときの自分を乗り越えた彼女は、今一点の曇りもなく、勝ち気で、元気で、すがすがしい自分自身を得ることができたのだと言えるだろう。 第九話では、遺跡探索部の部員としての特権だという「好きな時に遺跡探索実習に混ざることのできる権利」(なお、本当にそんなものがあるのかは不明)を使って、自分の所属外の寮であるオルランド寮及びシャルリシア寮の遺跡探索実習に混ざりに来ていた。それはラピスと一緒に探索実習をしたかったからという目的もあったようだが、一方でミルカを吹き飛ばしてしまった例の事件(第七話参照)以来姿を見せていなかったセイのこともかなり心配していたようで、そのセイが自分たちの前に姿を現したときは、誰よりも先に歓声をあげながらその姿に飛びついていた。 その後も実習中セイとは長く行動を一緒にし、共に協力し、談笑しながら遺跡を探索していたようなのだが、セイがまだ未調査の「新区画」にまるでおびき寄せられるように入ってしまったところをグゼーと共に目撃することになり、その対処のため人手を探していたところシャルリシア寮の面子を見つけ、ラピスを強引に引きずって行くのだった。そして、その後対処を話し合っているうちに、ドゥーラが現れ、ラピスやセイという自分が親しい相手にいけ好かないことを言う彼のことをたいへん嫌っている彼女は、すかさず彼へ棘のある言葉を放っていたものの、今はドゥーラとシャルリシア寮のメンバーに任せるしかない状況であることをグゼーに説得されると、彼女は真剣な表情でラピスと指切りをし、必ずセイを連れて帰ってくるよう約束をしたのだった。 すべてが終わり、新区画からセイを含む一行が出て来た時には、オルランド寮の面々と一緒に扉の前にいた。本来、騒ぎを大きくしないため周囲の見張りを言いつけられていたレイスだったが、彼女はオルランド寮の面々もセイのことを心配しているはずだという思いから、それを伝えに行ってしまったのである。そのせいで扉の前は若干収集がつかなくなりかけていたのだが、そこにセイが戻ってきたことで、事態は安息を見せた。そして、セイはそのまま、まだこの学園に学生として入ってから短い中でも、自分にとって縁の深いが深いと言える人達が集まったその場所で感謝を述べ、結果、セイは自分が信じた、「みんなが自分と一緒にいることを望んでくれている」ということが本当に間違いでないことをもう一度実感することができたのであった。そして、あまりの嬉しさに涙してしまったセイに、「そんなに泣いてちゃ何を言ってるのかわからない」といいつつも、セイのことをさらにみんなで知るべく、恥ずかしがるセイを外に連れ出して座談会のようなものを開こうとするのだった。 なお、その際にもドゥーラの姿を見て荒々しく食って掛かっていた者の、セイとラピスが今のドゥーラを許しているということを聞くと、釈然としないところはありながらも、二人に免じてという形で引き下がっていた。これからはおそらく、必要以上に敵愾心をもって接することはないであろうとは思われる。 なお、ラピスのファミリアであるドゥ君とはこの間に初めて対面することとなったのだが、マジェラニカではハンターとしてモンスターとの戦いを繰り返してきていた彼女は、見た目マジェラニカのモンスターのイエティであるドゥ君を見て思わず「敵だ!」と斧を振り回していた。(当のドゥ君はそれをすべてかわし、お決まりの台詞を放つのであったが)。そんなこともあったが、ドゥ君がラピスのファミリアであるということは説明によって理解はしている。だが、彼女の身体に流れるハンターの血が、イエティを見かけた際に思わず武器を取るようになってしまっており、まだ慣れるのには時間がかかるかもしれない。 第十一話ではエルクレスト祭で出し物を出そうとするシャルリシア寮、ひいてはラピスに協力するため、ガイブといった面子と共にその会議のため図書館に集まっていたのだが、本を見ていると集中力が消えるらしい性質の彼女は、ガイブに「眼鏡かけてる奴のということは分からない」ネフィに「魚顔でもっともらしいこと言われてもなんかいらっとする」そして加えてほしいとやってきたドゥーラに「あんたウザいし」とそれぞれ言う、また最終的にまだ数十分も話していないのに遊びに行こうと誘いだすなど言動、行動共に全く自らの意思を自重しない、ある意味とても妖精らしい振る舞いが目立ち一同を困らせたりかき回したりしていた。しかし、そこでも言っていたようにラピスの手伝いをしたい、という気持ちは本物であるので、見た目からは想像もつかない筋力等で巨大迷路づくりをサポートしただけでなく、手先の器用さを見込まれてラピスの人形劇の相方となり、ラピスが演じる魔王ディアマンを動かす役目を担った。……そしてその人形劇は本番にて、冒頭で無駄に禍々しい因縁のシーンを追加するというラピスの暴走が始まったことにより本来の予定や台本からは大きくそれ始めてしまったわけであるが、彼女はなんとむしろ「ラピスなら絶対何かやってくれると思ってた」とあらかじめ思っていたようで、ノリノリでラピスの邪悪そのものとばかりの演技を引き立てる、無駄にオーバーで迫力ある人形繰りを披露していたのだった。中身を演じるラピスと外見を演じる彼女が結託して暴走し始めたことにより、魔王ディアマンはまさに魔王といわんばかりの迫力と自由さでステージ上に君臨し、観客へ絶大なインパクトを残すも、レイシス(レシィ)がなんとかそのデッドボールクラス(彼女とラピスは「絶妙」と自負していたが)のパスを受け切ったことにより舞台は(一応)大団円で終わるのだった。 ちなみに、公演後は互いにやり切ったとばかりにラピスとハイタッチして喜びを分かち合うも、「魔王ディアマン第三形態」まで用意していたが使用できなかったことをラピスと共に悔いていた。……が、そんなものが出て来ていたらエル(ミト)はまだともかく今度こそレイシスのアドリブ対応力がオーバーフローしていたであろうことは想像に難くないため、それでよかったのだと思われる。 ちなみに、レシィがエルクレスト祭に招待したユエルを出迎えに来た時もそれに同行していた。いざユエルと会った時には「自分がいないと寂しいだろうから」などと言ってはいたが、どう考えても彼女がユエルに会いたかったから(しかも半ば強引に)レシィについてやってきていることは明白であり、そんなところをビークにまたも「素直じゃない」と称されてしまうのだった。そして一通り談笑した後、ユエルがレシィと二人になりたいような気配を見せ始めた際もそれに全く気付くことなく、みんなで珍獣の観察スポットに行こうなどとムードもへったくれもない発言をし、レシィのでっちあげにその場で口裏を合わせたビークに強制的に連れられ退場させられたのだった。なお、無理やりユエルと引き離されたことに彼女は不機嫌であったようだが、ビークがうまいことそっちもそっちでデートの雰囲気に持って行ったことで大きな波乱はなかったらしい。 第十三話では、犠牲を払い、様々な苦難を受けて帰還したシャルリシア寮生達を心配して、また現状の確認がしたくて集まる生徒たちの一人としてシャルリシア寮を訪れており、そして様々なことを語らいあう中で、シャルリシア寮生達の中に魔族が存在するという衝撃の事実を知る。 だがそれでも、彼女の中でラピスを信じる気持ちは失われない。それに、彼女にとって友達とは、たとえ離れていたとしても常にその心の傍にいるものだという。 だから、ラピスが自分のことを忘れず、どんな時でも傍についていると思っていてくれるなら、全て大丈夫に違いないと、笑顔で言うのであった。 ちなみに、彼女とビークの出会いは、子供時代に暇を持て余していた彼女が、たまたま見かけた土いじり(庭園術の構築)に夢中だった同年代の妖精であるビークを半ば無理やり遊びに誘った(強制した)のがきっかけであり、最初はビークのことを体力がない、男らしくないと感じ、鍛えてあげなければならないと考えていた彼女であったのだが、そんな理由ながら遊ぶことを繰り返すうち、ビークがつらそうにしながらもだんだんちゃんと自分についてくるようになり、その理由を尋ねると、自分がついてこれると、君が嬉しそうな顔をするからだ、と言われる。 その時は胸の中煮込みあがるものをごまかすようにしていた彼女だったが、その時感じた想いがずっと胸の中で生き続けていることは、彼女の中で疑えないことであったのだった。
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水の魔女 その性質は明鏡止水 魔女になり、醜い姿になりながらも狂えず、苦しみ続ける魔女。 その姿は固定されておらず、絶えず変貌しながらも「魔女の姿」からは外れない。 理性のあるままに人を襲っては悔やみを繰り返す。 かつての自分の願いを呪い、代わる代わる変化する自分の容貌に絶望する。 形は変わっても、魂は変わらない。その事実を恨み続けて・・・。 魔法少女時代 宮瀬 燐火(みやせ りんか)
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←その1 発情野良あん「サヤカ……サビシイモンナ……」キョロキョロ 野良まど「マッ…マッ……………」ピクピク 発情野良あん「サヤカッ!?」サヤサヤノニオイ!? ムラムラ…… 発情野良あん「サヤカァー……////」ハァハァ あんペニス「」ボッキーン 野良まど「マッ…………マドォ……!!」サラニオオキイ… アンアーン!! アタシノヤリヲクラエ!! ズブゥ!! マギャアアアアアァァ!! カクカクズンズン!! マギョアアアア!!! サケチャウヨオオオオ!!! アンッ!!マドカッ!! カクカクパンパン!! ドピュッ!! ドピュドピュッ!! 野良あん「アンアンッ///」ケンジャモード 野良まど「ァ………マヒッ……///」トローン スタスタ 野良さや「サヤァ!?キョウコ!!」 野良あん「サヤカァ!?」 野良さや「マドカ……」 野良まど「ァー…………///」グテー 野良さや「ホントバカーーーッ!!」スタスタ 野良あん「サヤカーーーーーーッ!!」マッテクレーーーー!! タタタッ 野良まど「ァー……ァーッ………」ボケーッ サヤカーッ!! ホントバカーーーッ!! トテトテ 発情野良まみ「サクラサン、ミキサン……マミィ…」マタチワゲンカネ… 発情野良まみ「ティロッ……」ウラヤマシイ… 発情野良まみ「マミン……」キョウモヒトリボッチ… 発情野良まみ「シヌシカナイジャナイ!!!」ジャキーン まみペニス「」ジャキーン 野良まど「マ……ド……」モウヤメテ…… 発情野良まみ「カナメサン!!」クワエテ!! グイッ ガボォ 野良まど「マグフッ!!」 カクカク!! 発情野良まみ「マミイイイイィィィィ~~~////」ハァハァ 野良まど「マグーーー!!!マグーーーー!!!」モガモガ カクカク!!カクカクカク!! 発情野良まみ「ティッ…////ティロンッ………//// ティロッ・フィッナァーーーーーレェェ////////」ドババーッ 野良まど「マゴオオオオオオオオ!!!」ゴボボ… 野良まみ「マミンッ♪」テカテカ 野良まど「マグッ!!マドカフェッ!!」ゲフゲフ 野良まみ「モウナニモコワクナ~イ♪」ルンルン スタスタ 野良まど「マ゙………マ゙ドッ……」ドロォ イッソシニタイ… モゾモゾ… 野良まど「マドッ………?」オナカガ… プクーーーッ ボンッ! ボテバラ 妊まど「マドッ………///」ニンシンシタンダネ 妊まど「マドォ………///」ハジメテノアカチャン… 妊まど「マドン………///」ダレノコカワカラナイケド… 妊まど「マドマド……////」アカチャンニツミハナイヨ… サスサス トテトテ まどか「あっ妊まどがこんな所で寝てる…ラッキー!! 帰ったらお父さんに調理してもらおっと」ヒョイ マドオオオオオオオォォォォ……… おしまい☆
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Lowell(ローウェル) 天体の魔女。その性質は黄昏。 巨大なプラネタリウムの結界で移動する魔女。 誰より目立ちたい。自分の輝く夢のような日々が この魔女の全て。珍しいだけで影の薄いこの魔女は 誰にも見られることもなく 幕引きの時期を待ち続ける。 Constans(コンスタンス) 天体の魔女の手下。その役割は誇示。 魔女を照らすための光あふれる球体。 結界の影に隠れる魔女を見つけることが出来ず 自身を照らし続ける目立ちたがり。 魔法少女時代:ローウェン・冥王嬢・クラウ
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沼地の魔女 沼地の魔女とは2010年10月18日に出発した沼地にて多くのアンデッドを呼び出していたという人物を追った事柄。 呼称はシリーズシナリオ名 概要 沼地からアンデッドが出現し、エルフを襲うという事件が多発していた。一部はマスカレイド化しており、エンドブレイカーの活躍により被害は最小限に抑えられていたものの、なぜアンデッドがこれほど出現するのかは謎のままだった。 2010年10月13日、とあるエンドブレイカーがアンデッドから救出したエルフ・アンダーソンよりエルフヘイムの伝承に語られる『沼地の魔女』と思しき人物が沼地で多くのアンデッドを呼び出していたという目撃情報を得た。 『沼地の魔女』とはエルフヘイムで古くから伝承として知られる存在で、『小さい子供達が沼地へ行かないように注意する』ために作り上げられた物語の人物であるといわれている。 はたして、その目撃したという女性は本物の『沼地の魔女』なのだろうか。 エンドブレイカーたちはその正体を探るべく目撃されたという場所へと出発した。 一連のシナリオとその経過 とあるエンドブレイカーのNext『エンドブレイカー!』が的中したという形で出現。 前後編のシリーズシナリオとして行われた。 【沼地の魔女】魔女は死者と踊る2010年10月18日出発件の沼地は、足がとられるほど深く、そこから出現するガスは食べ物を腐らせる恐ろしい場所であった。巨大なカタツムリを退け進んだ先にいたのは大量のマスカレイドに囲まれた美しい女性・・・。周囲のアンデッドにはマスカレイドの仮面があるものの女性にはその仮面は見当たらない。果たして彼女の正体はいったい何なのだろうか。 【沼地の魔女】晩餐会のその前に2010年11月04日出発沼地で出会った女性はエルフヘイムを滅ぼす穢れを『アンデッドに封じて、城に閉じ込める』ために行動しているという。最近穢れの量が多くなり、汚れを封じたアンデッドが沼地の外に出ようと逃げ出してしまったのがここ最近のアンデッドマスカレイド増加の原因だという。彼女の城に招待してもらったエンドブレイカーたちはそんな話を彼女本人から聞くことができた。事実、城の床下からはくぐもった声が確かに響いている。果たしてエンドブレイカーたちはこれからどう行動していくのだろうか。 【沼地の魔女】今、選び取るもの2010年11月21日出発沼地の魔女・ヴィオラから魔女の力や城のことをいろいろ聞くことができた。棘をアンデッドに封じることができるその力は味方であれば心強いものだ。しかし、魔女は必要以上のことは語ろうとはせず、エンドブレイカーの棘を消滅させる力も疑わしいと感じているようだった。歩み寄ることができないまま1日が終わりヴィオラに見送られ城を後にした一行だったが、気になることが多すぎて後ろ髪を引かれその歩みは遅くなる。彼女の言うとおりここはそっとしておくべきなのだろうか、それともまだやるべきことがあるんじゃないのか・・・。その葛藤の中、一行が導き出した答えとは・・・。 結果 沼地の魔女の調査に向かった一団は全員が無事に帰るという結果を得ることはできなかった。だが、帰り着いた仲間は沼地の魔女に関する貴重な情報を持ち帰ってきてくれた。 彼女がアンデッドを作り出していたのは本当だったこと。彼女は棘をアンデッドに封じ、城に閉じ込める活動をしていること。エンドブレイカーの力は信じてもらえなかったことなどだ。 敵か味方かまだわからない存在であるが、彼女の言葉通り棘を封印するために活動しているというのであればいずれまた出会うことがあるだろう。それまではアンデッドとの戦いは続けられる。 あとは行方不明になった彼らが無事帰ってきてくれることを祈ることのみ・・・。 アンデッド関連 森の住人とふしぎな仮面 → 沼地のアンデッド → 沼地の魔女 → 沼地の不死者掃討戦 →→ 新沼地の魔女誕生す → エルフヘイムの戦い → 沼地の遺跡探索作戦 → 沼地のゴーレム殲滅作戦 登場人物 沼地の魔女・ヴィオラ御伽噺に出てくる沼地の魔女ではないかと噂されていた女性。アンデッドを使役する力を持っており、エルフヘイムを滅ぼす穢れを『アンデッドに封じて、城に閉じ込める』ために行動をしている。なぜそのような力を持ち、そのような行動をしているのかは現在のところ不明。「穢れ」を滅ぼすことはできないと認識しているためエンドブレイカーではないようだ。 メモ 使用人である老人達は、辺境の村などで口減らしのために沼地に捨てられたところを魔女に拾われた人達 地下は恐ろしい場所なので入ってはいけない。 沼地の魔女の私室は、ノック無しで入ってはいけない。 使われていない部屋については、安全が保証できないのでお客様には入ってほしくない。 使用人によると城がいつからあるかわからない アンデッドは地下に封印されていて上の階は安全 基本自給自足で賄えている 沼地のせいで紙が腐食しやすいため書物などはない 地下には大量のアンデッドがいるが、一定の高さ以上は上ってこれない 昔から代々魔女は存在しており、世襲することもあるが、血縁関係である必要はないようだ。 沼地の魔女はハーフエルフ アンデッドに棘を封じる力は沼地の魔女に代々伝わっているもので、アンデッド以外のものに封じることはできまないし、封じられた穢れを別のものに移し替えることもできない。 エンドブレイカーについてはまったく信じてくれなかった。 試しにアンデッドを倒したが、彼女は奇跡的な浄化の仕方を期待していたらしく、棘の消滅も霧散した場合と区別ができなかった。 関連項目 アンデッド
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魔女の接近 魔女の接近とは P.M.I.におけるターン数制限システムです。 プレイヤーが行動するたび魔女が接近し、魔女に見つかるとゲームオーバーです。 SANの低下や脅威性の被写体の放置で魔女の接近が早くなります。 魔女のサイン 魂の中心部の入口上部の壁に書かれる魔女の接近を示すサインです。 魔女が近づくにつれ「H」「E」「L」「L」「O」と文字が増えていきます。 コメント コメント
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概要 座標(642,107,−1308) 定点湧きするウィッチをピストントライデントで処理してアイテムを入手するトラップ。レッドストーン不足などを解消すべく作られた。 使い方 ①魔女の家の前にあるクロック回路をONにする。 ②上にある待機地点まで登って放置。 入手品 レッドストーンパウダー グロウストーンパウダー 砂糖 火薬 棒 クモの目 ガラス瓶 スピードのポーション 回復のポーション
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森の魔女 タイトル:森の魔女 作者:亜樹 掲載号:2013年ハロウィン号 すり切れた毛布の中に、やせ衰えた女性がいた。肌は青白く透き通り、濁った目からは動く意志がこぼれ落ちていた。彼女を蝕む病は、何日も前から悪くなる一方だった。古びたあばら屋の壁はそこかしこがひび割れ、裂け目をこすり耳障りな音を立てながら、夜風が絶え間なく吹き込む。 そんな母の姿を目の当たりにして、少年の心は激しく揺らいでいた。死が間近に迫っていることを知り焦りながらも、彼にそれを遠ざけるための力は何一つ無かった。炉に枯枝をくべ、何の味もしない白湯を運び続けていた。 時間はゆっくりと流れて少年を焦らした。やがて母が眠った頃合いを見計らって、背後でくたびれて壁にもたれかかっている妹に、静かな声で言い聞かせた。 「僕はこれから出かける。少しの間だけだから、母さんの世話できるよな」 「どこ行っちゃうの?」 「森の中には魔女がいるって、前に聞いた事があるんだ。魔女なら母さんを救ってくれるかもしれない」 妹には、兄の言う魔女が実在するのか知る由もなかった。ただそう言う兄の顔は柔らかく、妹は、ここずっと見ていなかったその顔が見られただけで、魔女がいようがいまいがどうでもいいのだと感じた。 「うん、わかった」 戸口を出ると、太陽はほとんど沈んでいた。鮮明な夕焼けの色が微かにのこり、森の木々は黒い影となって立ちそびえていた。 少年の顔は強ばっている。魔女がいるかも分からないし、いたとしてどうすれば見つけられるだろう。けれど母を救う術は、家の中にも街にも、もう無いのだとわかっていた。 「森の中には魔女がいる、良い子をつれてく魔女がいる。不思議な魔法は子供を引き止め、帰る道を忘れさせる……」 街中でよく聞く説教だ。妹はまだ、この説教は知らない。 夜はどんどん冷えて行く。夏の盛りはとうに過ぎ、冬が息を吹きかけてくるのだ。少年が吐く息も白い。薄闇にぼうっと浮かび上がる。 彼は急いで森への道を歩き出した。 ぱちぱちと火の爆ぜる音が、徐々に小さくなって行く。家に残された妹は気だるそうにその身を起こし、枯れ枝を一束加えた。ここ数日水しか飲んでいないから、体が上手く動かない。 だけど彼女は知っていた。食べ物をねだっても兄はひどく困った顔をして、また今度、というのだ。 「お腹空いたよ」 ちろちろと揺れる炎が、なんだか美味しい食べ物に見えてくる。妹は火の中に、パンや、ハムや、ジャガイモを好きなだけ食べている自分を想像した。皆が幸せそうに笑っている。火が、穏やかに揺れている。 突然ごう、と風が吹いて、身をよじるようにして炎が消えた。想像は暗闇に掻き消え、燻った煙の香りがする。 「いけない」 母さんの世話を頼まれているのに。火が消えたら、夜は寒くてたまらない。慌てて火が燃えていたと思われる所に、大きく息を吹きかける。その度にほんの少しだけ、小さな炎が滲んだ。 「二人とも、いるの?」 母さんの声は毛羽立った布が音を立てるようにかさついている。 「ううん、兄さんは出かけちゃった。あと、火が消えちゃったの」 「そう」 本当に、小さくて聞き逃してしまいそうだ。 「ねえ、外はもう暗いみたいだけど、お店はまだ開いているかしら?」 彼女は首を傾げた。もうずっと街には行っていないのに。それでも彼女は答えた。 「うん、さっき日が暮れたばかりだから」 走る私のポケットの中で、二枚の硬貨が奇麗な音を立てる。どうしても、店が閉まる前に街まで着きたい。遠くに灯る街の灯が近づく。 街に行って好きなものを買って食べなさい、と母は言った。本当はもう少しお金が残っているから、と。 足場の悪い道も暗さも、全然気にならなかった。街に着くまではあっという間で、心臓がどくどくと、早く早くと急かすようにリズムを打っている。 整然と並ぶ家々。窓からこぼれる灯りが暖かく揺れている。食べたいものはいくつも浮かんでくるが、彼女は一番近くにあったパン屋に入る事に決めた。残っているパンは少なく、どれも他のパンに潰されたり、倒れたりしているものばかりだった。一つ一つ眺め回す薄汚れた少女を、店のでっぷりと太ったおばさんは目を細めて見ていた。 ようやく一番大きくて値段の安いパンを買う事に決めて持って行く。正面に立って見上げると、自分が普段よりずっと小さくなったような気がした。 「これ、ください」 気だるそうな手つきでパンが紙袋につめられて行く。 「あんた、お金は持ってるんだろうね」 ポケットから硬貨を取り出し、差し出した。おばさんはふうんと納得とも軽蔑ともつかない声を出して、硬貨を手のひらから攫っていった。 代わりに紙袋を受け取ってしっかりと抱きかかえる。どれほど夜道が暗かろうと、道が悪かろうと、一つたりとも落とす気にはなれなかった。おばさんは机のむこうでほおづえをついた。存在感のある顔が、さっきより近くにある。 「ねえあんた、何だってこんな夜中に買いにくるんだい。もっと早くくれば果物とか、蜂蜜のパンだってあったんだよ」 もしそれらがあっても、多分買わないだろうと彼女は思ったが、それを言うのも憚られた。 「母さんが買って来ていいって言ったのが、ついさっきだったから」 「へえ、あんたに買いに行かせるなんてね。自分で出てくればいいのに」 「いいえ」 とたんに痩せた母さんの姿がまざまざと浮かんだ。 「母さんは来れないわ。兄さんだって森に行っちゃったもの。あたし、もう帰ります」 店の扉の向こうで、風のうなり声が聞こえる。母さんをおいて来てしまった。小さな罪悪感は瞬く間に大きくなった。兄さんの言いつけの事を、すっかり忘れていた。 「ちょっとお待ち、待つんだよ!」 突然飛び出そうとしたおばさんを、机は不満げに軋んで、こらえきれずに倒れた。吸い寄せられるように次々と物が落ちて行く。色つやの良い腕だけが飛び出して、ばたばたもがいていた。 それは滑稽で、笑い出さないよう精一杯気をつけながら彼女は声をかけた。 「大丈夫です……か?」 「森には魔女がいるよ」 「え?」 腕は諦めたようにぐだりと垂れ、何か除けられるものはないかとごそごそまさぐり始めた。 「夜の森に入り込んだら、出てこれやしないよ! 魔女なんか居たって居なくたって」 出かけてくる、と言った兄の顔が浮かんで、色濃く焼き付いた。兄が戻って来ないなんて、そんな事あるはずがない。 「あたし、帰る!」 大きく扉を開け放ち、外に身を踊らせる。店の中でまだ何か叫ぶ声は、耳に入らなかった。 森になんか入るべきじゃなかった。一時間としないうちに、もう何処が何処なのか分からなくなった。まっすぐに進めば大丈夫と思っても、二三度木の根に躓いたらどの方から来たのか知る術は無い。 ざらついた木々の間には、闇だけが詰まっている。木の葉が擦れる音はずっと止まない。誰かに始終自分のうわさ話をされている、そんな気がしてひどく不愉快だった。 諦めて木のそばに腰を下ろすと、土はじっとりと濡れて黴臭く、氷のように冷たかった。耳を澄ませば小さな生き物が動き回っている音もする。一度何かが足に触れ、反射的に蹴飛ばしたら、柔らかいものがぶつかる音と小さな鳴き声がした。 何をやっているんだろう。焦って、よく考えもせず飛び出して。母さんが倒れているんだから、自分を止めてくれる人は居ないから、しっかり考えなければいけなかったのに。 後悔は、追い払おうとすると風に紛れてすり抜けて、じわりじわりと寄って来た。肌がざわざわする。嫌な、感じがする。 ずっと向こうに青白く光るものが浮いている。手招きするようにゆっくりと揺れている。それは次々に浮かび上がり、絡めとられた蛍の群れのように見えた。 少年は小さく腰をあげた。帰り道を失った事と青白い光を見つけた事、どちらが始まりだったんだろうと思いながら。 「兄さん、どこーー!? ねえ、どこに居るの!?」 走り続けて疲れた足が絡まり、少女は転倒した。紙袋が放り出され強かに木に頭をぶつける。 「痛い……」 こんなに広い森じゃ、見つからない。叫びすぎて声も枯れてきてしまった。とにかく紙袋を見つけようと、這いつくばって足下を探った。地面はぬめり、手が泥だらけになるのが分かった。 やっと手の先が紙袋に触れて、しかしそれは空っぽだった。封が切れてパンはもっと遠くに投げ出されてしまったのだろう。手が小刻みに震え、衝動的に袋を引きちぎっていた。 「もういやだ」 やがてそれは小さなすすり泣きに変わり、辺りは静寂に包まれた。目を閉じて、再び薄目を開けた。もしかしてここは家の中だったんじゃないかと期待しながら。でも、何も見えない。 そのとき、ひたひたと近づいてくる足音がした。 「兄さん!」 駆け出して、そして相手に近寄るうちに、徐々に歩みは遅くなった。おかしい。暗闇に慣れた目に映るその姿は、異様に細くて小さいのだ。足を引きずってよろめきながら歩くそれは、兄では無いのだと気づいた。 それは彼女に向かって来ているわけでもなく、彼女の右側を通り抜けて立ち止まり、腰をかがめた……に見えた。何か丸いものを拾い上げるのを見て、彼女はそれが何をしているのか気づいた。 「だめ! そのパンはあたしが買ったんだから!」 飛びかかって手元から叩き落とすと、それは驚いて身を固め、暫くの後におずおずとひび割れたような声で言った。 「そう言わないで一つ下さい。人間の食べ物なんて美味しくも何ともないが、もうお腹が減って」 急速に駆け巡る血で頭が燃えるようだ。これは、盗人だ。私たちからパンを盗むものなんだ。 「ふざけないで! あたしだってずっと食べてないんだから!」 肩をすくめたらしい事が気配で分かった。 「いらないからぶちまけたんでしょう。もったいないですよ。資源の有効活用だと思えば良いんです」 そう言う間に再びパンを拾い、止める間もなく口に運ぶ。 「うん、不味いですねえ。よくこんなもの買うもんです。どうせなら生の鳥とか魚とか買えばいいのに」 相手の悪いとも思っていない様子に言葉が出ず、口をぱくぱくさせていると少し頭が冷えて来た。 「どうしてこんな所に居るのよ」 暗闇に大きな黄色い目が光る。 「あなたこそ」 子供とは思えないのに、ひどく小さい。そして、黄色く光る目。 「だれなの」 「人間ではないですね」 また腰をかがめて、他のパンを一つ掴んだ。パンが次々とその胃袋に消えて行くのも忘れて、彼女は小さな希望を抱いた。 「魔女だったりしない?」 「まさか」 口を忙しなく動かすそれの答えは単純明快だ。彼女は肩を落とした。食欲も無い。それどころか相手は辺りをきょろきょろ見回し、おそらく全てのパンを食べきった事を確かめて、所在無さげに手をぶらぶらさせている。 「魔女に用ですか?」 飛び跳ねるようにして近づいて来た。 「兄さんが道に迷っているんじゃないかと思う。魔女の所にいるかもしれないわ」 それはふーむと言って、二言三言独り言を言った。 「魔女の所につれていってあげましょうか。一飯の恩があるし、今日の魔女様はご機嫌が麗しいようで、運が良ければあなたも食べられないで済むかもしれない。まあ食べられたら食べられたで私は魔女様の覚えもめでたく……」 彼女は話の後半を聞いてなどいなかった。 「連れて行って!」 青白い光は、炎だった。小柄な灰色の肌をした小人が、痙攣しながら手に抱えている。そこに小人がいる事に驚いて、僕は暫く息が出来なかった。 小人は何の興味も無いというように、ただ腕を引きちぎれんばかりに伸ばして炎を遠ざけている。青い灯に近づく程に増して行った冷気は、これから発されていたようだ。 奥に目を向ければ、人影が物を沢山並べたテーブルの脇に座っているのが見えた。もしも森に本当に魔女がいるなら、彼女に違いないと思った。 息を殺し、足音も消して近寄って行くと、炎に照らされ影が長く伸びた。小人はテーブルを囲んで円陣を描き、全員が長く腕を伸ばしている。 魔女まであと数歩と言う所で、少年は目上の人にどうすれば良いかを必死に思い出して、迷った末ひざまずいた。 「あの」 ほぼ真後ろから声をかけられても、魔女は驚かなかった。それどころか少年がいた事を知っていたと言いたげに、ゆっくりと、じれったい程にゆっくりと振り返った。骨張った白い顔と、真っ赤な唇。髪も服も黒くて、顔と手だけが闇の中に浮いていた。 「お願いがあってきました。病気の母を治す薬をお持ちでないでしょうか」 赤い唇は大きく横に裂けた。狂ったように魔女は笑い出し、少年は、目の前の恐怖から逃げ出そうとする足を留めるのに必死だった。 「人間に会うのは久しぶりだ。もちろんわたしはその薬を作れる。お前達が一生かかっても出来ない事を、ほら、いとも簡単に」 そう言うなり机の上に暗緑色の液体を入れた小瓶が現れた。そのとき初めて彼は机の上を見、燭台に照らされたそれが気味悪く、吐き気を催す品ばかりである事を悟った。 「だがね……。私はこれをただであげる程気前が良くはないのだ。お前は私に何を献上するのだ、これと引き換えに? 宝石か、金貨か?」 言いながら魔女は瓶をつつき、液面は波うち今にも溢れそうだった。 「宝石も金貨もないです、でも、どうかそれを下さい」 魔女の顔に深いしわが縦横に刻まれた.事態を静観していた小人達は、顔を引きつらせ、後ずさり始める。骨張った手を少年に伸ばし、その爪が易々と皮膚を切り裂くだろうことが分かっても、少年は身動きが出来なかった。 そのとき、右手の草影から誰かが飛び出して来た。 「兄さん!」 少年は耳を疑った。しかし紛れも無く、飛び出して来たのは妹だった。 「なんでここに!?」 「だって、森に入ったら道に迷うって聞いたから」 少年はぞっとする気配を横から感じた。魔女が、恐ろしい笑みを浮かべて立っている。その目は面白いおもちゃを見つけたと言わんばかりだ。 「そう、ぼうやは宝石も金貨も持っていないんだね?」 粘着質な猫なで声。少年は一瞬で魔女の考えている事を察した。妹の手を引き逃げようとして、気づく。手足が石のように固まっていて動かないのだ。 「ねえお嬢ちゃん。お母さんをもちろん助けたいのだよね?」 「お兄ちゃん、この人、魔女?」 困惑して小さな声で聞いてくる妹に、少年は答える事が出来なかった。 「助けたいのだよね?」 妹は、魔女をじっと見つめている。柔らかい笑顔を浮かべ、後ろ手に鋭い爪を隠した魔女を、信じて良いものか迷っている。 けれど結局、彼女が拒むはずがなかった。 「うん、助けたいわ」 魔女は、目を爛々と輝かせ、少年を見下ろした。 「じゃあ、この子を代わりに頂くよ」 手も足も出せない少年を見て、魔女は勝ち誇り、楽しんでいる。魔女が本当に欲しいのは、宝石でも金貨でもなくて、それを差し出した相手が悔しがる事なのだろうと少年は思った。そして魔女を、精一杯の憎しみを込めて睨みつけた。 「ぼうやは一人で薬を持って帰ればいいね。ほら、欲しかったんだろう?」 目の前で小瓶が揺れる。右に、左に。振り子時計のように瓶は揺れ、ふと、その動きが止まった。 魔女の足下に青い炎が燃え移っていた。黒い衣服をなめながら炎は広がり、通った道を凍らせて行く。 耳をつんざく悲鳴とともに、少年は手足の自由が戻った事に気づいた。 「逃げよう!」 目の前の子瓶と、固まっていた妹のてを引っ掴んで森の中に駆け込んだ。背後で金切り声で呪いの文句を叫ぶ声がする。二人は肺が破けそうな程に走り、時々足を止めてはどこかからこだまする魔女の声にぞっとし、また走り出した。 どれほど走ったか、気づけば夜は白み始め、朝が近づいていた。 「母さん、病み上がりなんだから無理しないでね」 今日から仕事を見つけ、街に向かう母に妹が纏わり付いている。 「大丈夫よ、あなた達が薬を買って来てくれてから、すっかり良くなったから」 にこやかに笑って母は行った。あの後、衰弱している母には森に行ったことは言わなかった。回復した母を見られるのは嬉しかったが、二人はもう二度と森に入ろうとは思わない。今でも、夜に魔女の声を聞いた気がして背筋が凍り付くことがある。 「ねえ、どうして魔女に炎が移ったのかな」 気づくと妹はそばに寄って来ていた。 「さあね……」 森の中は、不可思議なことで満ちている。 「はー、寿命が縮みましたよ。あんな不味い食べ物で魔女を怒らせるなんて割に合わないにも程がある。まわりの小人も目が語ってましたけどね、一泡吹かせてやれって。魔女の小人の扱いはひどすぎる。いやしかし当分魔女と少女には近寄りたくありませんね……」
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登録日:2020/05/24 (日) 22 32 16 更新日:2023/07/25 Tue 09 08 53NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Kiwi Walks RPG Witch Spring ゲーム 魔女の泉 太古の昔、神々がいた 神々は雨を降らせ、時には死んだ人に命を与えた 人間は崇拝した。彼らは神をたたえ、畏れを抱いた しかし、そんな人間の畏敬と羨望は いつの間にか力への渇望と欲望へと変わっていった "欲しい" 600年間、畏敬と羨望という名で隠してきた人間の欲望は結局 その力の源とを発見した瞬間、本性を現した "私たち人間も神になれる!" 人間は自分たちが崇拝した神を魔族と呼び、全てを断じ、その力の源を奪った 新しい国と宗教を作り、以前の神々のように数々の奇跡を見せた 神々の消失以外には何一つ変わりのないようだった しかし、いつからか魔族と人間の間に生まれた子供の中で時折、完全な魔族が生まれた 彼らは魔女と呼ばれ、生まれてすぐ殺されたり、深い深い森の中に捨てられた その中で生き残った魔女は 魔女狩りをする勇士たちから自分を守るために強くなるしかなかった。 「魔女の泉(原題:Witch Spring)」とは、韓国の会社・Kiwi Walksから配信されているスマートフォンゲームシリーズである。 バージョンが複数存在するが、本項では1~4を解説する。 概要 Kiwi Walksが配信している育成RPG。 2020年時点では1、2、3、4が発売中で、共通して初回ダウンロードが有料だが購入後は課金要素が一切ない買いきりタイプ。 海外のゲームだが日本語版も発売されており、韓国語に疎くてもプレイ可能である。 スマートフォンゲームにしてはボリュームがやや多めで、本筋のストーリーのほか、モンスターとの戦闘、アイテムの調合、魔法陣のカスタマイズ、ペットの収集など、管理する要素がいろいろある。とはいえ、やりこみは難しくないレベル。 マルチエンディング式であり、ゲーム中の選択(会話など)によって結末が変化する。 2020年12月17日には、スタジオアートディンクによる3のNintendo Switch移植版『魔女の泉3 Re Fine』が発売。 グラフィックのリファイン、キャラクターボイスの採用、イベントの追加などが行われる。 世界観 舞台は、世界の統治者「神族」と人間とが共存するファンタジーな世界。 この世界で魔法を扱えるのはエルフじみた見た目をした種族「神族」のみであり、彼らはその力を用いて人間たちを導いていた。 しかしある時、人間が魔法を使う手段を手にしたことで立場が逆転。 神族は逆に人間から虐げられ、追われる立場となった。 迫害された彼らは森の中に隠れ住むようになり、人間は彼らを「魔族」「魔女」としてその命を狙うのだった。 主人公は魔女(=神族の少女の生き残り)となり、殺されないように人間から逃げながら、反撃の力を蓄えていく……というのがシリーズ共通してのおおまかなあらすじ。 ゲームシステム 敵との戦闘はシンボルエンカウント方式(*1)。 ゲーム中でも言及されるが、敵と戦力差がある場合は戦闘自体を避けることができるため、全体的な難易度は優しめ。 本シリーズでは基本的に「レベル」の概念が存在せず、主人公自身のステータスを底上げする「修練」(筋トレ)と、武装を錬成・強化していく「調合」によって能力値を直接上げることで成長する。ちなみに、パイベリー達が振るう魔法もまた調合アイテムのため、敵との戦闘で得られるのはほぼアイテムのみである。 このため、一般的なRPGとは異なり戦闘はあまり積極的には行わず、逆に地道な素材集めと筋トレが主軸だったりする。 そのほか、作中に登場するキャラクターの一部は「ペット」(3のみ人形)として仲間ユニットにできる。 この仲間ユニットに戦闘をお任せするのもアリといえばアリではある。 登場人物 魔女の泉(無印) パイベリー(3 Re Fine版 CV 高橋花林) 魔女の泉1の主人公。神族のロリ少女。黒い肌といかにも魔女っぽい黒装束がトレードマーク。 ちなみに、彼女ら神族は全員彼女と同じように黒い肌と長い耳である。 ゲーム開始時点ではまだ人間から追われる身であり、人間たちの捜索を潜り抜けつつ修練をして強くなるのが目的。 全シリーズで時間の概念があるものの、本作のみ「100日以内」と期間が定められており、強くなろうがなれまいが、100日が経過した時点でゲームは終了となる。 強くなれば魔女としての力を振るい人間を虐殺することも、また殺さずに和解することもできるが、それはプレイヤー次第。 ブラックジョー(3 Re Fine版 CV 根本幸多) パイベリーの使い魔。丸っこく太った鳥のような姿をしており、性格もガサツ。 たびたびパイベリーを煽っては制裁されるコメディリリーフだが、まだ幼いパイベリーを陰ながら守り育ててきた保護者的存在でもある。 ジャスティス(3 Re Fine版 CV 岸尾だいすけ) 王宮勇士。イケメン。実力者だが魔女をねらうというより、むしろパイベリーに付きまとわれている。 アルフレッド 日々魔女を倒すことを志す勇士。ポンコツだが本人は頑なに認めようとしない。 教皇 大陸の実権を握っている存在。何か怪しい企みがあるようだが果たして…? 100日システムの注意点 上記の通り、本作品は100日間(100×24時間)というゲーム内時間が設定されている。簡単に見えるが実際シビアで、ごく一部の行動を除きほぼ全ての行動で時間が経過する。 つまり、素材を採取しても、モノを作っても、敵と戦闘しても果ては1マップ切り替わるだけでも時間が経過する。しかも疲れると能力が落ちるので寝ないといけない。 通常エンドなら適当でも70日くらいでちゃっかりいけるが、高難度のエンディングを見るには一挙手一投足に気を遣わねばならない。ゆえにシリーズ最初の作品にして最高難度のゲームと言っていい。 魔女の泉2 ルナ(3 Re Fine版 CV 大空直美) 魔女の泉2の主人公。神族のおみ足ムチムチ少女。やはり往年の魔女じみた格好をしているが、「ルナ」の名の通り月をかたどった意匠が目立つ。 少なくともパイベリーよりは年上らしい。 何気に前作よりイラストレーターの画力が向上しており、ころころ変わる表情が楽しめる。可愛い。 性格はパイベリーと似たり寄ったりの能天気屋だが若干ツンデレの気がある。 例によってルート分岐があり、和解したか敵対したかで物語が分岐する。 彼女(今作)のみ、夜になると能力が30%向上する。 世界観は1と同じな上、時間軸も一緒なので1から始めるとニヤッとするシーンが多く存在する。 ただし続けて始めるとあの鬼設定のせいで時間に怯えるハメになる。安心していいぞ、今度は時間切れがない。自由ってすばらしい! 魔女の泉3 アイールディ(3 Re Fine版 CV 高野麻里佳) 魔女の泉3の主人公。神族の少女。彼女のみ雪のような白い肌。 剣技を得意とし、魔力を込めた魔法剣術を扱う。杖は殴るためにある。 また作中では「人形の魔女」と称されており、その名の通り魔導人形を作り使役する技能に長ける。 このためか、前作、前々作にあった「ペットシステム」は3のみ「人形システム」に置き換わっている。 非常に無口なうえ表情、というか感情が希薄なところがあり、会った人を当惑させることも多い。 また、彼女にのみ人間の「おばあちゃん」なる存在がおり(*2)、その出自には謎が多いが……? 魔女の泉4 モカモリ(3 Re Fine版 CV 三上枝織) 魔女の泉4の主人公。神族のメスガキ少女。格闘をメインに、様々な武器を呼び出す。やっぱつれぇわ。アルパ大陸を統治する王で、とある目的から全大陸の征服を目論む。 ゲームシステムとしては一応レベルに近い概念が存在するものの、1あたりステータスが100%加算される特殊な仕組み。 いわゆるLV5であれば全ステ5倍のインフレじみたシステム。とは言え、元手がないと意味がないので修練は重要。ガチでやりこむとディスガイアもビックリの桁数が飛び交う。 お決まりのペットシステムはなかまにした「部下の召喚システム」となっている。派遣も可。 最初は偉そうにしているものの、力を奪われ、裏切られ、挙句あるきっかけから次々現れる追手を倒す度メンタルが削れていく心折設計。 単体でも楽しめるが、これまでの3作に登場する人物が多数出演するので、本格的に楽しむなら事前に過去作をやっておいたほうがいいかもしれない。 「追記・修正をお願いします、だってさ。できるよね?」 「じぶんでやればいいじゃないすか!キィーッ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 3だけswitchに移植されているため、終盤いきなり出た前作主人公たちが「誰この重要キャラっぽいのにポッと出で終わったコンビは」と評価で言われていた。解説くらいは欲しかったねえ… -- 名無しさん (2021-02-17 18 50 04) 名前 コメント